あなたは「起業はリスクが高いもの」と思っていませんでしょうか?
きっと、この記事を読んでいるということは
起業に興味があるものの「一歩が踏み出せないでいる」そんなところがあるかもしれません。
その一歩が踏み出せない要因の一つが、
「起業に対するリスク」を考えてしまうということ。
そして、特にそれは”家族”がいる方は、自分のことだけでなく家族のことも考えると、
リスクと考えてしまうと足踏みしてしまうのではないでしょうか。
ただ、時代は変わりました。
実は、起業=リスクがあるもの
というような捉え方はもう過去の話であり、
起業=家族を守るもの、に変化してきているのです。
もちろん、起業にリスクが全くないという話ではありません。(詳細は後ほど)
ですし、家族を守ろうにも、大切なことをきちんと押さえなければなり得ません。
では、なぜ起業がリスクあるものから、家族を守るものであると言えるのでしょうか。
一緒に考えてみましょう。
なぜ「起業=リスクあるもの」と考えるのか
なぜ、「起業=リスク」と考えてしまうのか。
それは、「会社員・公務員の働き方」と比較するから起こりうることです。
リスクと考える一番大きなポイントは、
やはり「毎月安定的に収入が入るかどうか」というお金の面であるでしょう。
人間、お金がなければこの世の中では生きていけません。
そうしたお金の面で、会社員や公務員であれば、毎月決まった日に定額の給与が支払われます。
ただ、起業するとなると、そうは言えません。
確定したこの金額が入金されるというのは約束されていないのですから。
その点がやはり気になるから、リスクと考えていることでしょう。
もちろんそれは分かります。ただ、よく考えてほしいこともあります。
どんな働き方にもリスクは存在する
極論言えば、どんな働き方にもリスクは存在します。
別に起業するから、リスクを被るというわけではありません。
会社員の立場でいることでも、リスクというのは存在するのです。
では、どんなリスクがあるのか。
これはもう有名なことではありますが、
日本のトップ企業、トヨタの会社や経団連の会長が
「もはや終身雇用を守っていくことは難しい」
と発言しているのです。
ひとところに入社すれば一生涯、会社が守ってくれるということはまずなくなりました。
じゃぁ、転職をすれば良いじゃんという話なのでしょうか?
どんな会社にいようが、いろんなリスクは存在します。
特に、最近言われているのは「上司ガチャ」
自分の上司をハズレを引いてしまったばかりに、会社で仕事をするのがしんどくなる、というのはよくあるケースです。
こんな僕自身も、新卒で入社した銀行では、かなりパワハラ気質の上司に当たった時期があり、精神を病み、自殺未遂をはかるほど追い詰められてしまいました。
教員の多忙化、メンタルヘルスの問題も看過できません。
せっかく教育に情熱を持っている優秀な先生も、ひどい労働環境であれば、心身を病んでしまいます。
リスク懸念というのは、お金に限らず、心身の健全性も重要
先ほどの例に挙げたように、
リスクというのは別に起業という選択肢に限らず、会社員や公務員として働く中にも存在しています。
何をリスクと捉えるかという話です。
起業という選択肢に関しては、お金の安定性についてのリスク懸念が大きいと思います。
その一方で、会社員や公務員というのは「自分でコントロールできない」というリスクがあると考えます。
誰とどこで働くのか、それがどんな人で、どんな環境なのかを
自分で選ぶことができないのです。
独立行政法人経済産業研究所が、2018年に国内の男女2万人に対するアンケート調査した結果、このようなことが明らかになりました。
「自己決定」することが、幸福感に強い影響を与えている
引用:https://jibun-jiku.jp/cloumn/self-determination/
幸福感に大きく影響するのは、学歴でも所得でもなく、
「自分で決められているかどうか」なのだそうです。
なので、逆を言えば、自分で決められない状態、要は会社員や公務員の立場であれば、
幸福度は下がってしまう可能性が考えられます。
どうせ生きるなら、幸せに生きたいじゃないですか。
なので、会社員や公務員でいることは、心身の健康(幸福度)においてリスクと考えられるわけです。
どうでしょうか?
そう考えたら、自分自身もそうですが、家族のことも考えた場合に、
より幸せな選択をとることができるのは、
起業という選択肢も十分に考えられるのではないでしょうか?
もちろん、これは個人差があります。
全ての人がそうとは言えません。
ただ、世の中がこれだけ変わっているのに、会社員が唯一のキャリア選択の方法だと考え、
起業はリスクがあるものだから選ばない、というのは勿体無い気がします。
リスクはどんな働き方にも存在する。
その中で自分にとってベストな選択をしていきましょう。
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