三井住友銀行で2024年10月から副業が解禁されましたね。
三井住友銀行出身の僕、代表の山本個人の感想としては、
「やっとか」
という感覚です。
この記事を読んでいるあなたは、きっと「銀行員」でしょう。
そんなあなたは、この三井住友銀行副業解禁のニュースを見てどう感じましたでしょうか?
「銀行員が副業解禁されたけど、一体どうしたら良いんだろうか?」
と、副業に多少興味があったり、実際にやってみたいとは思ってみても、
なかなか一歩が出ないのではないでしょうか?
それもそのはずです。
「副業を具体的にどう進めていけば良いかなんて、誰からも教えてもらってないから」です。
では、銀行員のあなたが副業をするにあたって、
「絶対に押さえておかなければならないこと」を、ここからお伝えしていきますね。
鬼の鉄則「バカ正直になるな」
銀行員でこれから副業を始めようと考えているあなたへ。
まず、これだけは覚えておいてください。
「バカ正直になるな」
ということです。
いきなり、キツい発言をしてしまい、すみません。でも、これはかなり重要なことです。
なぜか?
「バカ正直に会社のルールを守っても、副業をすることに関しては、
絶対にあなたが損する結果が見え見え」だからです。
バカ正直になってはいけない理由①:副業が認められる業務内容に関すること
この副業解禁に関して、「何を好き勝手やっても良いですよ」と言うわけではなく、
副業をするにあたってのルールがいくつか示されているはずです。
それが厄介で、このバカ正直になってはいけない理由に関わってきます。
まず一つ目です。
「副業を認める業務内容は、競業に当たらないこと」
と示されているはずです。
簡単に言うと、
「銀行員の知識や経験を活かした副業は禁止だ」
という意味です。
銀行員が副業をするにあたって、
もし社内に申請をしたら「それは競業に当たるからNGです」と突き返される可能性が高いのは、
・経営コンサルタント
・財務コンサルタント
・資金調達のサポート
・金融商品や保険商品等の営業関係
こういった類のものです。
こういったものは禁止する代わりに、どんなものを銀行側は推奨しているかというと、
↑これです。
スポーツの指導者や、語学の講師などってニュースでも報じてますが、
「銀行業務と接点のないようなものをしろ」と言っているのです。
さぁ、頭の良い人はわかると思うのですが、
この業務内容が制限されてしまっていることの落とし穴に気づいてるでしょうか?
よく考えてみてください。
例えば、先ほどのニュースにもあったような、
「スポーツ指導者や語学の講師」を仮に銀行員であるあなたが開始しようとします。
あなたがこれまでにスポーツの指導や語学の指導の経験があれば良いですが、
もし、そんな経験がなかったとして、いきなりスタートしてうまくいくと思いますか?
きっと、うまくいかないですよね。
なぜか?
世の中には、これまでずっとスポーツ指導や語学指導をやってきているスペシャリストがたくさんいる中で、
いきなりそんな市場に銀行員が副業感覚で飛び込んだところで、仕事がうまくいくはずがありません。
「スポーツや語学の指導をバカにするな」と言われてしまいますよ。
未経験だったとすれば、今からゼロからスキルや知識を身につけていかなければいけない。
もちろん、本業の銀行員の仕事をしながらですよ。
成果が出るまでに、かなり遠回りすることは目に見えています。
では、そんなあなたに覚えておいてほしいことを言います。
それは、
「副業するなら、自分がこれまで経験してきたことからやろう」
です。
今まで何年も積み上げてきたスキルや知識があるものと、
これからゼロから始めるものであれば、どちらがうまくいく可能性が高いと思いますか?
火を見るより明らかでしょう。
バカ正直になってはいけない理由②:副業の活動時間制限に関すること
副業にあてる時間はどれくらいの時間が良いと考えますか?
これも、三井住友銀行が示している月の副業可能時間ですが、
「月20時間まで」としているようです。(報道によると)
副業起業のプロの視点からハッキリと申し上げますが、
「月20時間で副業しろというのは、小遣い稼ぎにしかならんレベル」
ということです。
あなたが、副業をする目的が「月2〜3万円のお小遣い稼ぎをしたい」というのであれば、
月20時間くらいで良いと思います。これ以上先を読み進める必要もないと思いますので、ここでこの記事を閉じてもらって結構です。
ですが、副業をすることによって、
「自分の力で収入を上げられる力を身に付けたい」
「先々は起業したい」
というような志をもしも持っているようであれば、月20時間というルールをバカ正直に守っていては、ダメです。
時間に関しては、自分自身がどれくらいの成果を出したいかによって変わるので、
一律に「〇〇時間」が良いというのは言えないのですが、
月20時間というのはあまりにも短すぎます。
副業解禁にあたってのルールは誰のために定められているか
言わずもがなですが、先ほど紹介したような、
副業解禁にあたってのルールというのは、「誰のため」に定められているのかと言えば、
当然ですが「会社のため」
ですよね。
あなたや、それ以外の一般社員のためを思って作られたものではないのです。
当然、そのルールに合わせることの方が自分にとって最適だ、という方であればその通りにされるのがベストでしょう。
ただ、ルール通りにやることが、「自分にとって」ベストではないという人も大勢いるはずです。
そうなった時には、「バカ正直になるな」という鉄則を頭に入れて、よくよくどうすべきかを考えてみてください。
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