セールスマンは信頼関係が崩れたらそこでおしまい

セールスでは

『信頼関係=ラポール』

というのが何よりも大事です。

 

これはどこでも聞いたことがあると思いますが、

ほんとにこれはその通りです。

 

僕が銀行員で営業していたときに

痛い目にあったことを話します・・・

 

私の心の拠り所

 

僕は最初はなかなか結果のでない、

ダメな営業マンでした。

 

毎月のノルマもなかなか達成できず、

上司からは月末近くに、

必ず呼び出しをくらっていました。

『今月はどうなんだ!?またダメなんか!』

shutterstock_118741597

罵倒されまくりですよ。

 

 

そんな苦しい状況の中で営業をしていた、

散々な僕の心の支えにいつもなってくれていた、

とっても好きなお客さんがいました。

 

 

70代後半の年配の女性です。

obaasan

 

その方は、いつも僕がおうちに行くと、

『いらっしゃい。いつもありがとうね。』

と、こんな僕に優しくしてくれてました。

 

本当は甘いもの、特に洋菓子なんて好きじゃないのに、

僕がお伺いする日には、

いつもいつもケーキを何個も買って準備してくれて、

001

 

『コーヒーでよかったかいな?ブラックだよね?』

と僕の好みも知ってくれてます。

 

帰るときには、

『田舎でとれた野菜や果物あげるよ!』

?????

って、こんもり持って帰ってました笑

 

そんなおばあちゃんにいつも優しくしてもらっていたので、

しんどい時は何も用事もないのに、

会いに言って話しをしていました。

 

自分のプライベートなことも全て話していました。

 

本当にお互いに信頼関係ができていました。

 

ただ、僕の銀行員としてのミッションは、

『契約をとること。』

ですので、

たまにそのおばあちゃんにも無理を言って、

金融商品を買ってもらっていました。

 

『あぁ、大変そうだもんね。協力するよ!』

そう言ってしんどい時に助けてもらっていました。

 

私、調子にのっていました・・・

 

しんどい状況はずっと続き、

顧客リストも尽きてきて、

次にあたるお客さんがいなくなってきました・・・

『あぁもうダメだ・・・完全に怒られる・・・』

141212entrepreneur-thumb-640x356-82213

 

追い詰められた僕は、

いつものようにまたおばあちゃんに

お願いしに行きました。

このおばあちゃんならまたやってくれると

簡単に考えていました。

 

[speech_bubble type=”rtail” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”山本”] またちょっと助けてもらってもいいですか?[/speech_bubble]

 

すると、、、、

 

『あんたね、しんどいのはわかるけどね。いい加減にしなよ。

私も年も年だからさ、それにお金もそんなにないよ。

あんまり簡単に考えてたらダメよ・・・

今日は帰って・・・』

obaasan02_angry

 

 

完全に僕は調子にのっていました。

おばあちゃんは僕と完全に信頼関係があるから、

大丈夫だと過信していました。

 

そこで大事なお客さんを失ってしまったのでした・・・

 

信頼関係が崩れるのはあっというま

 

信頼関係を構築するのは、

かなりの労力、時間がかかります。

 

ただ、

崩れるのはあっというまです。

 

あなたは大事なお客さんを

軽く考えていませんか?

過信はよくありませんよ。

山本 佳典

1989年岡山県津山市生まれ。 同志社大学経済学部卒業後、株式会社三井住友銀行に入行。入社1年目から営業成績No.1のエリア表彰を受ける。入社5年目に独立起業後、現在の独立起業のプロデュースを行う会社を設立し6年で延べ2,000名超の支援実績。日本テレビ『NEWアベレージピープル』などテレビ3社、新聞3社、ラジオ、経済雑誌などメディア出演実績30社以上と多数。 中小企業庁認可「起業家教育協力事業者」中学高校有名大学で講師登壇。 著書3冊『これからは入社5年経ったら、もう独立起業しなさい!』『13歳のきみに伝えたい本当に必要な7つの才能』『社員ゼロで1億円を生み出す最強の稼ぎ方』がある。

コメント

この記事へのコメントはありません。

関連記事

仕事のできる人は『NO!』と軽やかに断る方法を実践している

はじめの第一歩って超怖い

価格設定をミスっている人いませんか?

日本には圧倒的にコーチが少ない

PAGE TOP