薄利多売から抜け出すための30の考え方(その①)

「とにかく忙しいだけで、手元に残るのはこれっぽっち・・・」

「どんだけ頑張っても、目標の売上に到達しません・・・」

そんな”薄利多売”の状態になってしまっている

という人はいませんか?

 

ここ数日、

複数人の方から『薄利多売』になってしまって、

どうすれば抜け出せるのか、という相談を受けました。

 

●安い案件ばかりを上司からたくさん振られるので、とにかく忙しいばかりで

家族との時間も全く取れないし、なかなか独立に踏み込めないでいる司法書士さん

 

●毎月60人以上の新規の方と面談をするも、結局売上は月20万円しか上がらなくて

毎日毎日アポイントに追われているファイナンシャルプランナーさん

 

●協会に決められた低単価の商品サービスしか扱えず、いくら頑張っても

なかなか報われなくて、別のビジネスに切り替えたいと悩んでいるママさん起業家の方

 

・・・など。

 

この「薄利多売」なビジネスに陥ってしまい、結果がついてこないという方が

あまりにも多かったので、

その『薄利多売』の悩みをぶっ壊すための

考え方(原因や対策法)をお伝えする

骨太な記事を書いていこうと思います!

(たくさんあるので、複数に分けて書きます)

 

僕がこれまでクライアントさんに指導してきて、結果の出たことだけを

厳選してたくさんお伝えしますね!

 

薄利多売から抜け出すための30の考え方(その①)

 

①自分が提供できることの一部しかお客に伝わっていない

 

これは僕のクライアントさんの実例でも本当に多い薄利多売に陥る原因なのですが、

「本来提供できること(していること)の一部しか顧客に伝わっていない(サービスとして作っていない)」

ということがあります。

 

どういうことかというと、

例えば僕のクライアントで

ラフデザイン株式会社というWEBデザイン(HP制作等)を行なっている会社の後藤さんという方がいらっしゃいます。

後藤さんは、HP制作事業を始めて1年ほどの段階で

全く案件が取れず、取れたとしても

HP制作の相場である30〜50万円くらいのものよりも、圧倒的に低単価である5万円という金額で受注をしていました。

 

原因は、「HP制作ならなんでも相談してください!」というような、

どこの会社も同じような謳い文句を言っているような話しかしていなかったために、

お客さんから選んでもらう理由も作ることができず、スルーされていたことや、

営業力がなかったため値引きしまくって大赤字になるような5万円でしか受注ができなかったということがあったのですが、

 

僕が相談を受けて、一番これが勿体無いと思ったのが、

「HP制作をして終わりではなく、HPをどう利用して集客をするか」

という運用方法のサポートまでを、なんと『無料』でガッツリとやっていたのです!

 

その結果、

HPの制作をした業者さんは全件集客力がアップし、売上も上がっていたのです!

 

一般的なHP制作会社のサービスは、HPを作ったらそれでおしまいであるのが99%である一方で、

後藤さんは作ってからそれをどう使うかという部分まで丁寧にサポートしていたのです。

また、後藤さんはHP制作事業をする前から店舗経営をされており、その店舗の集客ノウハウをフルに駆使してサポートしてらっしゃったのです。

 

僕はこう言いました、

「その無料でサポートしていた部分をきちんと有料サービスに組み込んでPRしましょう」

「あと、対象は店舗事業者で集客に困っている方に専門特化しましょう」と。

 

 

すると、

単価が5万円だったものが、

10倍の50万円、そして数件成約が決まり勢いがついてさらに商品改良を行い、100万円までアップしました!

 

一気に20倍までアップしても、

お客さんの立場からしたら、

「他のHP業者は作ってそれで放置だから、サポートしてもらえるならぜひ!」

という声を頂くほど、引く手数多となり、

あれよあれよと年商が1億円を突破し、従業員を何人も雇用できるようになったのです。

 

まとめると、

本来は制作をして、それをどのように活用するかまでのサポートができるのに、

制作しかしていないというような受け取られ方をしてしまったために

薄利になってしまっていたのです。

 

 

②協会の決まりなどに束縛されている

 

これもすごく多い理由なのですが、

「こういう決まりだから、こういうものだから」という

資格発行協会等の決まりなどに縛られてしまっているというケースです。

 

例えば、僕のクライアントさんで

パーソナルスタイリストの仕事をしている仲本さんという方がいます。

パーソナルスタイリストというのは、パーソナルカラー診断やファッションコーディネートなど、

ファッションのコンサルティングを行う仕事です。

 

もともと、前職看護師さんをされていて、その後パーソナルスタイリストの仕事の認定資格がもらえる協会で学び、

その後副業期間を経て、独立をされていました。

 

独立はされていたものの、悩みとしては

協会から教えてもらっていたサービスでは商品単価が3時間で1万円くらいで実施しよう、というもので

毎月20万円を稼ごうと思ったら、毎月20人を安定的に集客しないといけない・・・

という状態になっていたのです。

 

自分だけで、毎月20人サービスを受けてくれる人を集客するなんて

かなり大変なのですが、それを半年間やりきっておられました。

 

ただ、もう限界・・・という状態になっており、どうにかしてこの薄利多売の状態を抜け出したいということでした。

 

そこで僕の方から色々と話を聞くと、

3時間のファッションのサービスの提供している間に、

なんと心理カウンセリングまで行なっていたというのです。無料で!

 

お客様として来られる方は、

「自分に自信がなく、外見を変えることでなんとか自信をつけたい!」

と思われてる方だったようで、

外見だけでなく内面である心にもカウンセリングアプローチを行い、

自信を回復できるようなサービスをしていたのです。

 

無料で!

 

そこで僕は言いました、

「このカウンセリングの部分をサービスに組み込んでみましょう!」と。

 

すると、

「え?そんなことやっていいんですか?思いつきもしませんでした・・・」とびっくりされてましたが、

別にサービスの内容は自分で変更しても大丈夫だということだったので、

一気にサービスの内容を変更しました。

 

すると、

今まで3時間1万円だったサービスを

3ヶ月15万円で外面と内面も綺麗にするというファッションとカウンセリングのセットのコースを販売したところ、

これもあれよあれよと売れるようになり、

サービスを変更してたった2ヶ月で今まで必死にやって毎月20万円だったのが、

15分の1の労力で月収90万円を超えるようになったのです!

 

「協会からはこう教わったから」っていうものに

縛られてしまうと、

薄利多売まっしぐらです。

 


 

まだまだたくさんあるのですが、

続きは、また別で書きますね!

 

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山本 佳典

1989年岡山県津山市生まれ。 同志社大学経済学部卒業後、株式会社三井住友銀行に入行。入社1年目から営業成績No.1のエリア表彰を受ける。入社5年目に独立起業後、現在の独立起業のプロデュースを行う会社を設立し6年で延べ2,000名超の支援実績。日本テレビ『NEWアベレージピープル』などテレビ3社、新聞3社、ラジオ、経済雑誌などメディア出演実績30社以上と多数。 中小企業庁認可「起業家教育協力事業者」中学高校有名大学で講師登壇。 著書3冊『これからは入社5年経ったら、もう独立起業しなさい!』『13歳のきみに伝えたい本当に必要な7つの才能』『社員ゼロで1億円を生み出す最強の稼ぎ方』がある。

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