もう限界…コロナショックからみる銀行員の今後の働き方

正直もう限界、、ですよね? 

 

分かります。

昨今のコロナウイルスの影響を受け、各所で働き方がガラッと変化しています。

 

あなたの会社でもこれまでの働き方・常識といったものが

この短期間で大きく変わってしまったのではないでしょうか。

 

 

僕も最近は元銀行員ということもあり、

コロナの影響から現役銀行員から銀行周りの生の声を沢山聞くのですが、、皆さん口を揃えてこう言います。

『もう限界だ。こんな仕事したかったわけじゃない。これからどうなるんだろう…』

 

当然です。

今に始まったことではないですが、今回のコロナショックを受け

銀行員の今後の不安がもろにでています。

 

今回の記事は、コロナショックで浮き彫りになった

「銀行員の現状と今後の働き方」についてお話していきますね。

 

銀行を就職先で選んだ目的、今の働き方で満たされていますか?

 

そもそも何故銀行を選んで就職したんでしたっけ?

僕もそうだったのですが、おそらく大きくこの二つだっだと思います。

 

安定しているから

銀行員として就職しているあなたは真面目で誠実。

安定しているから銀行だ!と就職を決めましたよね。

分かります。僕もまさにそうでした。

 

ですが、入ってみた今はどうでしょうか?

 

ここ数年はゼロ金利が続いており、銀行の収益は厳しく

毎月本部からくる目標やノルマは、とてもじゃないですが

達成できないような非現実的な数字になっています。

末端である支店の職場の空気は暗くドヨーンと曇っています。

毎日上司の疲れた表情をみていると、銀行の未来にとても期待はもてませんよね、、。

 

さらに追い打ちをかけるように

昨今の「働き改革」で残業代が大幅にカットされるため年収も大幅に減少。

対する仕事量や責任はどんどん重くなり、勤務時間内に終わらない仕事はこっそり家に持ち帰って行わざるを得ない。

そんな状況だと思います。

 

 

今回のコロナショックの影響から在宅勤務や2班体制での出勤。

末端の営業マンからすればたまったもんじゃありませんよね。

銀行側からすれば人件費がカットでき、真面目な銀行員が家で勝手に仕事するだろうという根端でしょう。

在宅の中、担当先から鳴り止まない電話。溜まっていく仕事。時間外労働分の収入はなし。

 

本当にこわいのはここからです。

 

このコロナが終息した後も今の働き方がある程度スタンダードになるでしょう。

これをきっかけに銀行の働き方やルールはガラッと変わり、さらに本部からは無理難題を押し付けられることが容易に考えられます。

 

このままではこの先銀行員が死んでしまいます。

これが果たして安定と言えるのでしょうか?

 

 

企業や事業者の役に立ちたい

次に、僕が銀行に就職した理由の1番はこれでした。

きっとこれを読んでいるあなたも

銀行を選んだ理由の一つとして、顧客のため、企業のために役に立ちたい!という気持ちで就職した方もいらっしゃるかと思います。

 

どうですか?本当の意味で役に立てていると感じれますか?

 

僕は100%とは言えませんがそうは思えませんでした。

 

名作ドラマ「下町ロケット」をイメージしていた僕は、

営業マンとして地域の大部分を支えている町工場や中小・零細企業、事業者さんに対して

絶対的「顧客視点」での支援やソリューションの提供。

担当事業者にとって生涯のビジネスパートナーとして伴走していくような働き方をイメージして銀行マンになりました。

 

ただ、蓋を開けてみたらどうでしょう。

 

銀行の働き方は、結局内部管理事務やよくわからない組織内の調整に多くの時間を割いており、

1番大事な「顧客と向き合う時間」を減らされています。

 

また①でも書いたように、本部から経済環境にそぐわない非現実的な数値目標やノルマを設定されます。

それによって、銀行都合の商品やソリューションを販売・提供することで、

顧客が本当に必要な商品やソリューションを提供できない仕組みになっています。

 

また、せっかく担当についたところで平均2〜3年で担当替えになるので顧客からしても正直その時の担当なんて誰でもいいのです。

 

こんなことで顧客と本当の信頼関係はできますか?

本当に役に立てているのでしょうか?

 

信頼関係もないままに、顧客にとってもっと良い商品やソリューションを提供ができると分かっているけどできない、、

これで本当の意味で役に立てるはずがありません。

 

 

今回のコロナショックで、大抵の企業・事業者さんは事業存続が厳しい状況です。

事業はもちろん資金繰りも厳しく銀行への融資支援も殺到している状況です。

 

事業者さんにとってはこの緊急事態につき、どうにか助けてくれとなっているでしょう。

 

ただそこには一担当者への依頼というよりも誰でもいいからとにかく助けてくれという感じだと思います。

銀行員との信頼関係や関係性がそれぐらいのものなんだという事が浮き彫りになっていますよね。

 

元銀行員として僕たちの銀行員の仕事ってそれぐらいのものなんですよ。

 

ここで確認しておきたいのは、

現状銀行員の働き方は◯◯さんだからお願いしますというような仕事ではなく、顧客にとっては誰でもいいのです。

 

またこの状況下でも組織の環境が邪魔をし、貸し渋りや融資実行への時間がかかっていることも事実でしょう。

正直、今このコロナショックで企業や事業者さんを助けられないのであれば、

いつ助けるんだという「銀行の存在意義」を考える方もいると思います。

 

本当に役に立てているのだろうか?

そして果たしてこれがしたかった仕事なのか、、

よく考えた方がいいと思います。

 

 

 

 

おさらいしてみますと、

銀行へ就職した理由は大きく二つ

①  安定しているから

→果たして現状、そして未来は安定しているの?

 

②  企業や事業者の役に立ちたい

→銀行都合で顧客視点ではない。本当の意味で役に立てている?

 

今回のコロナショックで銀行員の働き方そして顧客からみた銀行員との関係性が浮き彫りになりましたね。

 

これからこのコロナウイルスの影響を受け銀行員の働き方が激変することは目にみえています。

 

あなたにとって今の働き方、そして今後想像できる銀行員としての働き方に満足できるでしょうか?

 

この記事があなたの今後の働き方について考える良いきっかけになればと思います。

 

 

いかがだったでしょう。

そもそも銀行員のあなたは真面目で誠実、頑張っています。

そして何より優秀です。

 

きっとこれを読んだ方のほとんどが銀行員を辞めたとして何もできないと考えてしまうかもしれませんが、

それは絶対にありません!

 

あなたのような元銀行員で、これまでの経験を活かしつつ、

本当の意味で顧客の役に立って活躍している方が沢山いらっしゃいます。

 

あなたにとって何が安定なのか。誰にどのように役に立ちたいのか。再度考えてみる必要があるとおもいますよ。

 

そしてこの記事を読んでみて

今後の働き方について不安を感じたり相談したいと思われた方は喜んで相談にのりますのでよかったら一度ご相談ください。

 

コロナの問題を受けて、銀行員としての働き方に疑問を持たれた方のための

専用の相談窓口を開設しましたので、

下の画像をクリックして、お気軽に相談くださいね!

 

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山本 佳典

1989年岡山県津山市生まれ。 同志社大学経済学部卒業後、株式会社三井住友銀行に入行。入社1年目から営業成績No.1のエリア表彰を受ける。入社5年目に独立起業後、現在の独立起業のプロデュースを行う会社を設立し6年で延べ2,000名超の支援実績。日本テレビ『NEWアベレージピープル』などテレビ3社、新聞3社、ラジオ、経済雑誌などメディア出演実績30社以上と多数。 中小企業庁認可「起業家教育協力事業者」中学高校有名大学で講師登壇。 著書3冊『これからは入社5年経ったら、もう独立起業しなさい!』『13歳のきみに伝えたい本当に必要な7つの才能』『社員ゼロで1億円を生み出す最強の稼ぎ方』がある。

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