セールスマンは信頼関係が崩れたらそこでおしまい

セールスでは

『信頼関係=ラポール』

というのが何よりも大事です。

 

これはどこでも聞いたことがあると思いますが、

ほんとにこれはその通りです。

 

僕が銀行員で営業していたときに

痛い目にあったことを話します・・・

 

私の心の拠り所

 

僕は最初はなかなか結果のでない、

ダメな営業マンでした。

 

毎月のノルマもなかなか達成できず、

上司からは月末近くに、

必ず呼び出しをくらっていました。

『今月はどうなんだ!?またダメなんか!』

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罵倒されまくりですよ。

 

 

そんな苦しい状況の中で営業をしていた、

散々な僕の心の支えにいつもなってくれていた、

とっても好きなお客さんがいました。

 

 

70代後半の年配の女性です。

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その方は、いつも僕がおうちに行くと、

『いらっしゃい。いつもありがとうね。』

と、こんな僕に優しくしてくれてました。

 

本当は甘いもの、特に洋菓子なんて好きじゃないのに、

僕がお伺いする日には、

いつもいつもケーキを何個も買って準備してくれて、

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『コーヒーでよかったかいな?ブラックだよね?』

と僕の好みも知ってくれてます。

 

帰るときには、

『田舎でとれた野菜や果物あげるよ!』

?????

って、こんもり持って帰ってました笑

 

そんなおばあちゃんにいつも優しくしてもらっていたので、

しんどい時は何も用事もないのに、

会いに言って話しをしていました。

 

自分のプライベートなことも全て話していました。

 

本当にお互いに信頼関係ができていました。

 

ただ、僕の銀行員としてのミッションは、

『契約をとること。』

ですので、

たまにそのおばあちゃんにも無理を言って、

金融商品を買ってもらっていました。

 

『あぁ、大変そうだもんね。協力するよ!』

そう言ってしんどい時に助けてもらっていました。

 

私、調子にのっていました・・・

 

しんどい状況はずっと続き、

顧客リストも尽きてきて、

次にあたるお客さんがいなくなってきました・・・

『あぁもうダメだ・・・完全に怒られる・・・』

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追い詰められた僕は、

いつものようにまたおばあちゃんに

お願いしに行きました。

このおばあちゃんならまたやってくれると

簡単に考えていました。

 

[speech_bubble type=”rtail” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”山本”] またちょっと助けてもらってもいいですか?[/speech_bubble]

 

すると、、、、

 

『あんたね、しんどいのはわかるけどね。いい加減にしなよ。

私も年も年だからさ、それにお金もそんなにないよ。

あんまり簡単に考えてたらダメよ・・・

今日は帰って・・・』

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完全に僕は調子にのっていました。

おばあちゃんは僕と完全に信頼関係があるから、

大丈夫だと過信していました。

 

そこで大事なお客さんを失ってしまったのでした・・・

 

信頼関係が崩れるのはあっというま

 

信頼関係を構築するのは、

かなりの労力、時間がかかります。

 

ただ、

崩れるのはあっというまです。

 

あなたは大事なお客さんを

軽く考えていませんか?

過信はよくありませんよ。

山本 佳典

1989年岡山県津山市生まれ。 同志社大学経済学部卒業後、株式会社三井住友銀行に入行。入社1年目から営業成績No.1のエリア表彰を受ける。入社5年目に独立起業後、現在の独立起業のプロデュースを行う会社を設立し6年で延べ2,000名超の支援実績。日本テレビ『NEWアベレージピープル』などテレビ3社、新聞3社、ラジオ、経済雑誌などメディア出演実績30社以上と多数。 中小企業庁認可「起業家教育協力事業者」中学高校有名大学で講師登壇。 著書3冊『これからは入社5年経ったら、もう独立起業しなさい!』『13歳のきみに伝えたい本当に必要な7つの才能』『社員ゼロで1億円を生み出す最強の稼ぎ方』がある。

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