「銀行辞めたいんだけど、なかなか一歩が踏み出せない…どうしたらいいのか….」
こんにちは、株式会社エス・プロモーション代表の山本佳典です。
僕は元々新卒で三井住友銀行に入行し、入社5年目で銀行を退職し、独立起業、現在は独立起業支援のコンサルティング会社を経営して、延べ2,000名以上のキャリアに悩めるビジネスパーソンのサポートをしてきました。
そんな、元銀行員の僕から、今日はあなたに
「銀行を辞めても、大丈夫だよ。」ということを含めて、
【銀行を辞めたいあなたに伝えたいこと5つ】というテーマでメッセージを届けようと思います。
ここからの話はあくまでも僕の主観ですので、どう感じるかはあなた次第です。
銀行を辞めたいあなたに伝えたいこと5つ
僕があなたに伝えたい5つのこととはまずまとめると以下のようなことです。
- 銀行を辞めたいと思うのは甘えでもなんでもない
- 銀行を辞めると親が悲しむは実は考えすぎ
- 銀行から公務員になるのは絶対に辞めておけ
- 銀行員のスキルや経験は転職ではなく、起業して活用せよ
- 元銀行員で起業すればブルーオーシャンで勝てるキャリアが築ける
では、それぞれについて解説していきます。
1.銀行を辞めたいと思うのは甘えでもなんでもない
「今悩んでいることで銀行辞めたいと思うのは、甘えなのではないか?我慢するのが当然か?」
今の働き方に疑問を感じながらも、でもそういうのも社会人の宿命だと心身ともに無理して銀行員として働き続けている人が多いように感じます。
ハッキリ言いますが、それは「銀行の異常性に麻痺してしまっている」のです。
決して甘えでもなんでもなく、銀行を辞めたいと思うあなたの感情はむしろ正常です。
増え続けるノルマ、そしてその圧力をかけてくる上司からのプレッシャー、異常なまでのコンプラ・ルール…
これらは、銀行の中にいる間は当たり前になっていますが、外から見ると、異常でしかありません。
僕も、実際に銀行を辞めて初めて、その異常性に気づいたくらいです。
銀行業界以外の人に対して、銀行の中の話をすると「いや、あり得ないでしょ」と返ってきます。
銀行に入れば、最初は独身寮に入寮するため(銀行によって違うと思いますが)、24時間365日銀行の人間としか関われないような環境にされるため、自分の当たり前は銀行の当たり前そのものに染まってしまいます。
2.銀行を辞めると親が悲しむは、実は考えすぎ
「せっかく頑張って入れた銀行を辞めるなんて言ったら、親が悲しむだろうから辞めれない…」
親の顔が頭をよぎって、辞めたくても辞めれないという人はかなり多いのではないでしょうか。
かくいう、僕自身も銀行を辞めたいと思った時に一番引っかかっていたのは、親からどう思われるか、ということでした。
しかし、
銀行を辞めるのは親を悲しませてしまう、という風に思う必要はありません。
むしろ、そのように思っているのは実は勘違いだったりします。
確かに、親がそのように思ってしまう部分は全くないわけではないと思いますが、
親にとって一番大切なことというのは、『自分の子どもが元気で自分らしく生きていっていること』、だと思います。
自分の子が、銀行で心身ともにズタボロになってしまうまで働いてほしいなんて思うはずがありません。
僕自身の話をすると、
実際に親に銀行を辞めて起業すると打ち明けた時には、反対する言葉は一切なく、
むしろ「自分のやりたいように突き進んだらいいからね」と応援してくれたのです。
これまで、親の期待を背負って、学生時代は勉学に励み、就活でも良い会社に就職しようと頑張って、銀行に就職できたあなたは、きっと真面目な方です。
親にどう思われてしまうか心配になる気持ちもすごくわかります。
でも、安心してください。親は、あなたがどんな選択をしたって、あなたの味方です。
3.銀行から公務員になるのは絶対に辞めておけ
もしあなたが銀行員を辞めた次の選択肢として、公務員を考えているのであれば絶対にやめましょう。
詳しくはこちらの記事に書いていますが、
銀行員から公務員に転職する人は、かなり多いです。僕の周りでも一定数いるように感じています。
公務員であれば、自分の得意な勉強を活かせるし、安定しているから、というのもあるとは思いますが、実際に業務に入ってみると、理想とのギャップがかなり大きいようです。
僕の銀行員時代の同期は、銀行員から公務員に転職して、給料は下がる、結局残業はある、業務内容はつまらない…と、不満をこぼしていました。
とりあえず、という感じで公務員に転職するのはやめたほうがいいでしょう。
4.銀行員のスキルや経験は転職ではなく、『起業』して活用せよ
ここまでは、どちらかというと、考え方の話だったりしましたが、納得いただけてますでしょうか?
次にあなたに伝えたいことは、具体的なキャリア設計の方法についてです。
僕が考えている、銀行員のセカンドキャリアの作り方としては、銀行員のスキルや経験は転職ではなく、起業して活用せよ、ということです。
銀行を辞めようと思ったら、次の選択肢は「普通は」転職をしようと転職サイトで求人を探しますよね。
はい、当たり前です。
で、そうやって転職サイトで実際に転職エージェントの人に相談をしたら、大体は
「あなたの銀行での経験を活かして次のキャリアを選ぶなら、他の金融業界へ進むか、営業職がいいでしょう」みたいなことをきっと勧められます。
まぁ普通ですよね。でも、それが実は落とし穴なんです。
思い出してほしいのですが、あなたが銀行を辞めたいと思った理由はなんですか?
はい、きっとその辞めたいと思った、今の働き方がすごく嫌だと感じられた原因というのは、仮に転職して環境を多少変えたとしても付きまとってくるんですよ。
結局人生は変わらない、ということです。
僕は、もうそんな嫌な思いはもうしたくないと思ったので、転職という道を選ぶのは辞めました。
※僕が、なぜ転職ではなく起業を選んだかという嘘偽りない事細かな理由や経緯については、以下の記事でリアルな言葉でまとめていますので、必ずチェックしてみてください。
あまり想像したことがないかもしれませんが、実は銀行員として生きてきた経験や知識というのは、「起業」するとかなり活かせるのです。(※周りに銀行員から起業している人がかなり少ないからイメージがつかないかもしれませんが)
5.元銀行員で起業すればブルーオーシャンで勝てるキャリアが築ける
先ほど述べたように、「銀行員から起業」というのは、いわゆるブルーオーシャンなキャリア戦略になります。
つまり、参入している人が少ないため、ライバルが少なく勝てる見込みが高いということです。
ブルーオーシャンの反対は、レッドオーシャン。つまりは、参入している人が多い=ライバルが多いので、しんどいということです。
例を挙げれば、先ほど銀行員からの転職という話をしましたが、銀行員から保険営業に転職する人もかなりの数多いです。
でも、ほとんどの場合、銀行員から保険営業になると1年くらいで辞める羽目になるでしょう。
なぜかというと、保険営業というのは、1から顧客マーケットを開拓していく必要があるのですが、保険営業マンというのは世の中に星の数ほどいます。
そして、その中で自分が選ばれるようにするには、差別化をしないといけません。
で、そんな時に「元銀行員の保険営業です」と言ったら、相手に信用してもらえるとか仕事が取れると思っている人が多いようですが、大きな間違いです。
だって、「元銀行員の保険営業です」って名乗っている人、めちゃくちゃいるでしょ?
そんなのじゃ選ばれるはずがありません。だから食えなくなって、結局また転職活動やり直しです。
ですので、レッドオーシャンに行くのは絶対にやめましょう。
となった場合に、銀行員として起業するのはあまりケースが少ないので、逆に勝てる戦略が取れます。
弊社のサポートを受けて、銀行員から起業した人はこれまで7年で500名近くいるのですが、皆さん、うまく銀行員のキャリアや経験知識を活かしながら成功されています。
法人営業、個人営業、マーケティング、商品開発….様々な分野での知識や経験を活かして、自分独自のビジネスを開発して起業されています。
銀行員を辞めても、大丈夫。次のキャリアを一緒に考えましょう
ここまでで、銀行員を辞めたいと思っているあなたに参考になるお話を届けられたかなと思いますが、いかがでしょうか?
辞めたいと思う気持ちは当たり前に持っていいと思います。
でも、辞めたいと思ってもその先どうしたらいいかわからないと悩まれていると思います。
僕たちは、これまで銀行員の方のキャリア支援を500名以上行ってきましたので、どんなお悩みにも解決できる様々な知見や引き出しがあります。ぜひ一度、弊社のキャリア面談をしてみてください。興味があるんだけど、くらいの気持ちで全然大丈夫です。一緒にあなたのこれからのキャリアを考えましょう。
下のボタンを押していただくと、銀行員の方専用のキャリア開発プログラムについての詳細ページにジャンプします。
コメント